コンテンツ対策で上位表示されやすいコンテンツを作るためには
コンテンツ対策で上位表示されやすいコンテンツを作るの本題に入る前に予備知識としていくつか書いていきます。
若干、長いですが御付き合いください。
上位表示を実現するためには?
SEOを行って上位表示を実現するためには『内部対策』『外部対策』『コンテンツ対策』の3つが必要となってきます。
最近はコンテンツ(質)が重要と言われていますが、それ以外にも内部対策も大切です。内部対策を適切にしなければ、コンテンツの内容を正確にGoogleに伝えられないことになります。
そもそも検索順位というのは3ステップで決定されているそうです。
1クローラーの巡回
Googleのウェブサイト情報を収集するプログラムの巡回
2ページのインデックス
サイト情報がGoogleのデータベースに登録されること
3順位の決定
インデックスされた情報を元に、アルゴリズムにより順位を決定
そんな流れ(ロジック)で検索順位が決まります。
ただ、どんなアルゴリズムなのか自分は詳しくわかりませんが、少しでも検索順位になるためのことは最低限しないと行けないと言うことです。
内部対策とは
内部対策はその名のとおり自サイト内で行うSEOで、大きく分けると『サイトマップ』『パンくずリスト』『サイト構造の最適化』『タグの最適化』の4つがあります。
サイトマップ
サイトのページ構成などをまとめたページですが、このサイトマップには大きく分けて2種類のものがあります。
サイト内に設置して目的のページを見つけやすくするための物で、閲覧者用のHTML形式のサイトマップ(ページ)と、検索エンジンのクローラー用のXML形式のサイトマップがあります。
WordPressの場合は両者ともプラグインをインストールすることで簡単に作成できます。
XMLサイトマップの効果について
検索エンジンのクローラーがサイト内を巡回する際にヒントとするもので、巡回した際に新しい情報があればすぐにインデックスされることにもなります。そのため、以下のプラグインをインストールはSEO対策では必須です。
プラグイン名:Google XML Sitemaps
参考サイト:https://keywordfinder.jp/blog/seo/google-xml-sitemaps/
パンくずリスト
日本では"パンくずリスト"という変な名称で呼ばれています。これはグリム童話である『ヘンゼルとグレーテル』が由来しているそうです。
物語の中でヘンゼルとグレーテルが森の中へ入るときに迷子にならないようにと、自分たちが通ってきた道にパンくずを置いていったエピソードが元ネタになっています。この記事を書くまで知りませんでした(笑
これも閲覧者用とクローラ用がありますが、WordPressの場合は前者はテーマで、後者はテーマやプラグインで簡単に設置できます。
サイト構造の最適化
サイト構造の最適化は"ディレクトリ構造"の最適化です。
サイト構造って?
一般的に静的サイトを公開するためにはサーバーにファイルをアップロードする必要があります。サイト構造の最適化するためにはファイルはサイトの階層に合ったフォルダごとにアップロードしていく必要があります。
この『サイトの階層の構造』こそが『ディレクトリ構造』で、サイト構造の最適化ということになります。
WordPressの場合は、PHPモジュールで動く動的サイトなのでWordPressのモジュールファイルディレクトリ構造はありますが、厳密に言えば上記のようなディレクトリ構造はありません。WordPressの場合は"URL構造"です。
ただ、それに相当する構造はカスタム投稿タイプやカテゴリーのスラッグになり、WordPress上で擬似的にディレクトリ構造が作成されるイメージでいいかと思います。
Webサイトでの一般的なディレクトリ構造(URL構造)は第⼀階層がトップページ、第⼆階層がカテゴリ分類ページ、第三階層が記事ページで、以下のような形式になります。
第⼀階層 https://sample.com
第⼆階層 https://sample.com/seo/
第三階層 https://sample.com/seo/post-slug/
WordPressで複数ジャンルの場合、上記のようにするには『パーマリンク設定』の『カスタム構造』を選び『/%category%/%postname%/』に設定します。
単独ジャンルの場合はトップページでビッグキーワードを狙い、その補佐的に投稿でコンテンツに厚みを持たせる場合は「基本(?p=123)」にしておけば大丈夫です。
ただ、投稿名(スラッグ名)を選ぶ場合は、投稿がディレクトリとして認識される可能性があるので、複数ジャンルの狙い方になるため、単独ジャンルでは選ばない方が良いようです。
ディレクトリ構造が重要な3つの理由
ディレクトリ構造を整えることで得られるメリットとしては『サイトテーマ性が向上する』『クローラビリティが向上する』
『サイトを管理しやすくなる』等が挙げられます。その中でもクローラビリティの向上は重要です。
クローラビリティの向上
ディレクトリ構造が最適化されておらず、カテゴリページなどの重要なページが深い階層に設置されている場合、クローラーが重要なページ(リンク構造)にたどりつけない場合があります。その場合、クローラーがページにたどりつけないと重要なページが評価されづらい可能性が生まれてしまいます。
ディレクトリ構造を最適化することで、重要なページがクローラーから認識されやすくする効果が得られます。
ただ、WordPressの場合は静的サイトに比べて直接意識して設定しなくても、WordPressが必要なことを定義/設定するだけで行ってくれます。
WordPressがSEOに強いと言う理由はココにもあります。
タグの最適化
SEO対策を行う上でHTMLタグの最適化は検索順位を左右させる要素です。
検索順位は、Googleの人工知能が「ユーザーが入力した疑問(検索キーワード)に対して、しっかり回答できているか」を重視して順位づけていきます。
そこで、HTMLタグによってGoogleに「このサイトの、この文章は、こういう意味・意図なんだよ」と教える働きや、ユーザーにとってもサイトを見やすくする働きをもちます。
そのため、サイト内に最適なHTMLタグを入力することで、検索順位が高まる効果が期待されます。
hタグをフォントの大きさだけで選んでいませんか?
hタグは内部SEOにおいてとても大切な要素です。人にとってもフォントの大きさは目立たせる意味でも大切です。
ただ、検索エンジンのクローラーも同じです。見出しを適切に配置することでクローラーがいち早くコンテンツの内容を理解できます。※アルゴリズムの一つです。
具体的には以下のようなことを心掛け注意してください。
- ページタイトルにh1タグを使う(h1タグは原則1つのみ)
- h1タグには必ずキーワードを入れる
- 文中ではh2やh3を使い文章構造をハッキリさせる
- 見出しタグを不規則な順番で使用しない
また、SEO対策キーワードをクローラーにアピールする上でも重要な意味を持ちます。タイトル、ディスクリプション(※1)と合わせて、hタグを最適化することがSEO対策を有利に進めるために重要です。
メタタグ(meta)とは?
SEO対策で検索順位に影響はないですが、メタタグ(meta)もユーザーのクリックを誘導するために必要な項目です。
- meta title(メタタイトル)
- meta description(メタディスクリプション)
- meta keywords(メタキーワード)
SEO業者が提出する内部改善資料には、必ずと言って良い程metaタグに関する記載があると思います。今回は『meta description』について簡単に書きます。
meta descriptionとは?
ページの説明文を検索結果に表示させる為に設定するmetaタグです。PC版の検索結果であれば120字程度、モバイル版は50字程度の文字が表示されます。
このメタディスクリプションがあることによって、ユーザーは検索した際に自分の検索意図にこのページがあっているかどうかを判断することができます。
静的サイトの場合はページ(HTMLファイル)に記述しないといけませんが、WordPressの場合は投稿/固定ページの『抜粋』や『専用の入力箇所』で簡単に設定/変更が可能です。
WordPressがSEOに強いと言う理由はココにもあります。
内部対策のまとめ
少しでも上位に検索されるよう記事を投稿する際に内部対策をしっかりとしましょう!
外部対策とは
外部対策とは"自分のサイトが他のWebサイトからどのくらい評価されているか"という検索順位決定の外部要因に対して行う検索順位をアップさせるための施策のことです。
検索エンジンロボットは、リンクをリンク元サイトからリンク先サイトへの「支持」と捉えるので、多くのリンクを集めればそれだけ価値が高いサイトと見られ評価が上がります。
今はリンクの数よりも質が重要視されているそうで、信頼性が高く自サイトと関連性があるウェブページからのリンクを集めることが重要です。
信頼性が高く自サイトと関連性があるウェブページって?
"信頼性が高く自サイトと関連性があるウェブページって?"って思うでしょうが、WordPressのどのテーマにもプラグインでもできることです。
簡単に言えばSNSシェアを使うってことです。
ユーザーが「この記事面白い、みんなにも見て欲しいな」と思った時に、その思った瞬間にシェアできるようにすれば良いだけです。そのためにはなるべくクリックしてもらうようにデザインやUIを工夫すことが大切です。少しでもストレスがあるとシェアしてもらうことができません。
ユーザーの立場になってユーザーがシェアしたいと思う瞬間にシェアできるようにしましょう。
【番外】サテライトサイトからの流入を狙う?
外部対策としてサテライトサイト制作はあまり意味のないものとなっているそうです。
ただ、サテライトサイトにはSEO以外に有用性があります。メインサイトで拾いきれないユーザーを獲得するという役割でSEO的には効果がなくても、メインサイトとはターゲット層の異なるサテライトサイトを製作することでターゲット層が拡がり、サテライトサイトからメインサイトへの流入を狙うことができます。
外部対策のまとめ
上位に検索されるようユーザーの露出を増やすためにプラグインやテーマでの外部対策の機能を有効に活用しましょう!
コンテンツ対策で上位表示されやすいコンテンツを作る
WordPress(サイト)に必要なSEO対策の本題です。
人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。
SEO対策で上位表示を目指すキーワードがある程度決まってきたら、次はその検索キーワードで検索する人たちが満足するようなコンテンツを作ると言う流れになります。
その検索する人たちが"どんな目的を持っているのか"を考えて、"何を解決したいのか"を導きだして、コンテンツを作る必要があります。
ちなみに、このサイトの記事はそう言う視点で書いてはいますが、検索上位にはなりえません!
具体的に項目をあげると以下のような感じです。
- ニーズ(Insight):ユーザーニーズを的確に捉えること
- 信頼(Authenticity):信頼のおける内容でまとめること
- 独自性(Originality):独自の価値を創造すること
- 表現(Expression):わかりやすい表現で提供すること
引用(ネタ元):バズ部『SEO対策とは|検索上位を独占する36の対策手順』 詳しくはココを参照ください。※SEO対策が網羅されています(笑
上記の項目で『ニーズ』は前に書いたので『信頼』『独自性』『表現』について自分なりに考えて書いていきます。
信頼
元ネタには“ 信頼のおける内容でまとめること ”と書かれています。
ユーザーにとって信用できる情報・サイト・運営者であるかどうかです。これに関しては書いた後にも誤字脱字や文章の校正、書いたことが間違っていないかGoogle検索でキーワードを指定して複数のサイトで内容を確かめるしかないのではないでしょうか(?)
特に注意しないと行けないのが商品や製品などのユーザーレビューだと思います。
正直に言うと"本当にユーザーレビューなのか?"って思うアフェリエイトがあります。間違っていないですが、別のサイトのユーザーレビューをコピペしてる感が拭えないです。
それでもアフェリエイターは検索されてワンクリックでもしてくれれば《いいだけ》なのでジャンルによってはデザインを工夫したりして信頼性をあげることも必要なのかもしれません。※デザインは重要です(笑
邪道かもしれませんがジャンルやコンテンツによっては……
著者名・運営会社名を開示する
自分自身で書いたコンテンツの内容ではなく"誰が言っているか"で判断される場合もあります。誰が言っているか判別するためにはコンテンツに『著者名』や『運営会社名』を明記することが大切です。
著者や運営会社がSNSや『YouTube』などで影響力を持っていると、名前が明記されていることでユーザーもGoogleも「この人の情報は有益そうだ」と権威性を判断できます。
ただ、多用はNGです。引用するにしても範囲を超えないように利用するように心掛けましょう(笑
独自性
元ネタには“ 独自の価値を創造すること ”と書かれています。
ジャンルにもよりますが、ブログサイトで言えばオリジナルのコンテンツを作るのは難しいです。ただ、ココで言われている独自性は価値なので、大切なことは引用元をはっきりと記載して“ 自分の言葉で書くこと ”だと思います。
表現
元ネタには“ わかりやすい表現で提供すること ”と書かれています。
これに関してはライティングテクニックが必要だと思います。タグの最適化は勿論のこと、簡素な文章でまとめることだと思って《は》います(笑
簡単に言えば?
技術書を書くのではなく参考書を
小説を執筆するのでなくラノベを執筆する
そんなことなんだと思います。
デザインの良さ
直接なSEO対策ではありませんが、実際には見た目のかっこよさや美しさというのがPV(アクセス)数に大きく影響します。
そのために…
コンテンツの文章の最適化(見やすく整形する)
まず、このページを《反面教師》にしてください。
コンテンツを書くときにもっとも注意するのはページ内の文字数です。少なすぎてもダメですが、多くても読むのにも大変ですから、できる限り適度な分量にするように心掛けてください。
適度な文章量って?
個人的な感覚ですが適度な文章量は2000〜3000字くらいだと思います。日本人の平均読書速度は1分間に600字程度と言われているので4、5分で読めるようにまとめましょう。
適度に見出しの装飾を
お気づきだったでしょうか? 後編はテーマにないオリジナルで追加した見出しで装飾しています。
コンテンツが単調な文章や簡素な見出しで続くと、デザイン的にも良い印象が得られません。単純なh(見出し)タグよりも装飾した見出しを適度に使うようにしましょう。※自分は使う見出しの装飾は最低限決めています。
ただ、テーマによっては『見出しの装飾』が少ないものやそれすら存在しないテーマがあります。そんなときは"餅屋は餅屋"に相談しましょう。
適度に画像素材を使う
画像で補えるようなものはページの読み込み速度(通信量に負担)が遅くなりますが、文章を読むよりも画像の方がユーザーに伝わり易いので画像素材を使うようにしましょう。
文章量が多いときにはコンテンツの分割を
自分はコンテンツを増やす目的で前編/後編に分けていますが、WordPressにはnextpageタグと言う便利な機能があります。
<!–nextpage–>をページ分けしたい箇所に入れることで、ページネーションの機能付きで一つのコンテンツを擬似的に分けることができます。是非、文章量が多いときには試してください。
ページの読み込速度
これも直接なSEO対策ではありませんが、ページの読み込み速度もPV(アクセス)数に大きく影響します。
より多くのユーザーに継続して来てもらうためにも特にファーストビュー(トップページ)や検索結果から流入するページも読み込み速度を色々なプラグインを活用して早くしましょう。
ちなみに、このページの評価はPageSpeed Insightsで実際に計測
モバイル:46
パソコン:89
改善はしていますが、モバイルはあまり良いとは言えません!
質の良いコンテンツを継続に書くことは難しい
コンテンツSEOで書いたことですが、質の良いコンテンツを書いていくことは大事なことですが、そんなコンテンツを継続に書くことは難しいことです。また、自分のように他愛ないもないコンテンツを量産してしまうとこともあるでしょう。
そんなときは……
インデックス不要なページはnoindexを記述する。
それは以下のような理由があるからです。
なお、低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。
じゃあ、"どうするの?"ってお話になります。
WordPressは静的サイトに比べて楽に設定できます。テーマに機能がある場合、インデックスが不要なページにはページ毎にある『noindex』を設定しましょう。
nofollow の効果的な使い方
その他にも設定した方が良い項目があります。それが『nofollow』で、実際にどのような場合に使うかが以下のようなケースです。
- 信頼できないコンテンツにリンクする場合
- 有料リンクの場合
- クロール最適化をして重要なページの評価を上げたい場合
それらを各ページに適切に設定しましょう。