某スキルマーケットの公開依頼を提案する際に「有料テーマ」を薦めるケースが多いので、他の記事と一部内容が被ってるかもしれませんが無料テーマと有料テーマの違いや参考にして欲しいポイントをまとめていきたいと思います。

WordPressのテーマ

 まず、WordPressのテーマには大きく無料で使えるテーマと購入が必要な有料テーマの2種類あります。当たり前のお話ですがですがお金が掛かるテーマとお金の掛からないテーマです(笑

 真面目にお話すると有料テーマはある程度汎用性があり、デザインのクオリティが高く機能が豊富なテーマが多いです。※一部のブランドではコンセプト(目的)別に機能はほぼ同じでデザイン(トップページのレイアウトやパーツのデザイン)を変えているテーマもあります。

 その点、無料テーマはデザインや機能がシンプルな物が多いです。無料テーマでも同じデザインパターンや機能がアップされたPRO版が存在するテーマもあります。基本的にどの無料テーマもデザイン(レイアウト)に少し違いがありますが、機能についてはWordPressの内部モジュール(『フックやフィルタ』)を使うので機能(テーマ上でできること)は似てしまいます。

 そんな無料テーマと有料テーマにどのような違いがあるのか、注意するポイントをまとめて書いていきます。

5つのポイント

コスト

 有料テーマと無料テーマで1番の違いは初期費用(コスト)です。有料のテーマはサブスク(意外と少ない)と買い切り(こちらが多い)があり、サブスクの場合は月額5百円~千円程度で、買い切りでは数千円から数万円(高機能の場合)がかかります。また、一部の有料テーマはプランなどで使えるサイト数に制限があるものがあります。

 コストとは関係ありませんが無料テーマは面倒な購入手続きなども必要もないので、WordPressの公式サイトよりダウンロードできます。WordPress上で検索してのインストールも可能です。

 有料テーマの場合はWordPress公式サイト上からではなく(野良テーマと区別されている)、どこかのショッピングサイトや販売元の直営サイトより購入することになります。※国内産のテーマであればさほど難しいこともないですが、海外テーマは慣れない言語やサイトの構成(文化の違い?)が分かりずらく少し手続きがややこしく感じるサイトもあります。

 少し、話を戻すとサイトを運営するときにはどれだけサイトに費用(コスト)をかけられるかが重要なポイントです。無料のテーマはもちろん1円もかかりません。有料テーマはデザインやサイトの目的によってかかる初期費用(コスト)が大きく違うので初期費用(サーバー代+テーマ代+独自ドメイン取得代)とランニングコスト(サーバー代や独自ドメイン更新代)を考える必要もあります。テーマのコストは目的(コンセプト)も踏まえて有料テーマを選ぶ場合はコストに妥協しないように選ぶことが必要だと思います。

 ※某スキルマーケットで無料テーマにカスタマイズを依頼されることがありますが、細かくカスタマイズしていくと無料テーマでも費用が余計に掛かり最初から有料テーマを買った方がいいケースもチラホラみかけます。

デザイン性

 有料のテーマはデザイン性(クオリティ)の高いものが豊富にあります。有料テーマの場合はレイアウトのパターンや記事一覧(コンテンツ)のサムネイル表示など使えるデザインも用途別に複数実装されているものや、サイトのコンセプト(目的)に特化したデザインのテーマも多々あります。

 一方、無料のテーマにもデザインに優れたものもありますが、どちらかというとコンテンツ(目的)がはっきりとしていてシンプルなデザインのテーマの方が多いです。無料テーマはポートフォリオやブログサイト向けのデザインが多いように感じます。ただ、デザイン手法から言うと、オリジナル感(見せ方には違いがある)はありますが、どのテーマも全体的に似たり寄ったりなテーマが多いです。

カスタマイズ性

 カスタマイズ性においても有料テーマの方が優れていて細かいデザインまで変更でき機能面(『ウィジェットやショートコード』)でのカスタマイズも多数実装されています。無料テーマはカスタマイズ性が低いものが多く、デザインやレイアウトを変更できないテーマも多いです。

 機能などはプラグインである程度は可能ですが、デザインについてはテーマとのバランスもあって、ご自身でカスタマイズすることは難しいのでよりオリジナリティを出したい場合は有料テーマを購入するのがオススメです。

 デザインにも関わることですが、なぜか、無料テーマにはスライダー(カーセル)表示が実装されているテーマが少ないです。もし、どこかの部分でカーセル表示させたい場合は拡張プラグイン(デザインはテーマに合わない場合もあります)をインストールするかデザインも含めて機能カスタマイズが必要になります。

SEO対策

 有料テーマの中には検索時に自分のサイトのページが上位に表示されるように工夫された機能(SEO対策)を施してあるテーマがありいます。無料テーマでもSEO対策しているものもありますが有料テーマほど機能が充実していません。ただ、これに関してはSEO対策プラグインをインストールすることで十分にカバーできます。

 わざわざ、有料テーマと無料テーマの違いのポイントにあげた理由は、テーマの説明でSEO対策とうたっているテーマが多くみられますが、あくまでもテーマに実装されているのは機能でツールなので検索順位を上位にするためにはコンテンツなども工夫する必要があります。

 そのためテーマを選ぶポイントとして他のポイントとしてSEO対策は弱いと思うからで、ここ(SEO対策)にあまりこだわらないというのがポイントかと思います。

サポート

 開発が続いていれば無料テーマや有料テーマもプログラムのアップデート(不具合対応)を受けられます。有料テーマの場合は機能やデザインによる新規の追加がある場合はバージョンアップになったり名称(別購入になる)が変わったりするのでその点は注意してくだい。

 無料テーマは質問や不具合対応など個別のサポートは受けられない場合が多いので自分で解決方法を探す必要があります。フォーラムが開設されていればテーマ上のことで相談することは可能ですが、あくまでも有志なユーザー間でのお話です。海外産のテーマは翻訳機能を使ったりしないと行けないので特に面倒だったりします。

 その点、有料テーマは購入から期限付き(1年間や30日など)が多いですがメールやお問い合わせ(フォーム)などで「購入したが使い方がわからない」「こういう風にカスタマイズしたい」という疑問に販売元答えてくれます。また、Q&Aが充実しているものもあり自分で簡単に調べることができます。

まとめ

 最後にWordPress初心者は有料テーマを買うべき? と問われるとほとんどのケースで「Yes」と自分は答えると思います。

 無料テーマと有料テーマを比較すると初期費用(コスト)はかかりますが、有料テーマはIT初心者の場合、機能の豊富な有料テーマは色々と操作やカスタマイズで戸惑うこと(時間が経てば慣れます!)も多いかと思います。それを差し引いてもSEO対策が簡単に行えたりサポートが受けられると安心するので有料テーマを候補に入れる方がいいです。

 ただ、有料テーマの場合はITの知識がある程度あって使いこなせる場合は特に問題ありませんが、豊富な機能を使いこなせなければコストをかけて無料テーマと同じようなサイトしかできないということもありえます。

 ブログ系やポートフォリオ系のサイトはコストを掛けず機能のシンプルなサイトを運営(制作)したいときは無料テーマの方が向いていると思います。

 某スキルマーケットでアフェリエイトサイトを運営したい旨の案件をよく見みますが、その場合は理由をあえて書きませんが有料テーマの購入をおすすめします。

 

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