WordPressには公式サイトからダウンロードできるテーマ(無料)が色々とあります。

公式サイトのテーマだけでも数千以上(4、5000)がリリースされています。

公式サイト外で配布(ダウンロード)されるテーマもあり、それらは野良テーマと呼ばれています。

野良テーマは販売サイトからダウンロードできるテーマの俗称で有料テーマのほとんどが公式以外のサイトからの方法で配布(提供)されています。※当然、WordPress今日からキーワード検索で出てこないテーマです!

テーマの種類を簡単に言えば

  • ライセンスの種類:無料テーマと有料テーマ
  • 配布方式による種類:公式テーマと野良テーマ

とはいえ、野良テーマとか公式テーマとか表現するサイト(ブログ)はほとんどありません!

テーマってどれが良いの?

そんな数あるテーマですがレイアウトやデザインや機能など多種多様あるので"どれがいいのかな?"と選ぶのも大変だと思います。

また、サイトを"WordPress(テーマ含む)で制作(運営)したい"と漠然と思う人はいないと思います。

当然、「ブログを書きたい」「アフェリエイトで収入を得たい」「オンラインサロンを制作(運営)したい」「サーキュレーション(まとめ)サイトを制作(運営)」「ネットショップを制作(運営)したい」「ポータルフォリオサイトを制作したい」「ポータルサイトを制作(運営)」などサイトを制作(運営)するための《目的》があるはずです。

そんなサイト制作(運営)の目的が決まっていて、もたくさんあるのテーマの中で"どれがいいのかな?"と思うはずです。

そんな方々の為に……さぁ、本題です。

テーマを選ぶ前に

自分の中でスキルマーケットでの公開依頼の方にWordPressとテーマを提案するときに選ぶテーマのポイントがあります。

それは「デザイン」「レイアウト」「機能」の三つです。

少し説明の順番が違いますが……

レイアウト

まず、テーマを選ぶポイント重要なのがレイアウト(ワイヤーフレーム)です。

目的(ジャンル)によって使われているレイアウトが違っているからで、大きく分けると以下のようなレイアウト(スタイル)に分類できます。

  • 1カラム(サイドバーなし)
  • 2カラム(サイドバー左or右)
  • 3カラム(サイドバー左右など)

各レイアウトの特徴(特性?)

1カラムはコーポレート系サイト、2カラムはブログ、3カラムはポータル、マガジン系に使われていることが多いです。各レイアウトの特徴(メリット)をそれぞれレイアウト別に書いていきたいと思います。

1カラムレイアウト

1カラムのレイアウトのメリットは『情報を1つの流れ(ストーリー)で伝えることができる』ということです。

1カラムのレイアウトでは、コンテナー幅全体が1つので構成されます。そのためコンテンツがテキストメインの場合、ユーザーは小説を読んでいるかのように物語に集中することができます。また、コンテンツ(記事)がタイトルや画像など様々な要素がある場合でも各セッションで区切る(スペースを持って並べたりする)ことでスクロールと同時にコンテンツを見出し(テキストや画像)、アニメションなどで演出することもできます。

ただ、「他のコンテンツが探しにくい」「広告が入れづらい」と言うデメリットもあります。

他のコンテンツが探しにくい

1カラムのレイアウトでは、他のコンテンツへのリンクを含むメニューやウィジェット(機能)がメインの下部に配置されることが多いです。

そのためユーザーは、メインコンテンツを最後までスクロールをしない限り、他のコンテンツへのリンクなどに気づくことができません。他コンテンツへの導線を整理することはコンバージョン率や直帰率にも深く関わってきます。

広告が入れづらい

ブログなどでアフィリエイトを検討しているなら、広告を入れることを前提としてカラムのコンテナー幅を検討しなければなりません。通常、アフェリエイト提供サービスで提供されるア広告はある程度のサイズ幅で作ら(設計)れています。そのため1カラムのレイアウトに配置する時は選ぶサイズ幅や配置を考慮する必要がでてきます。

2カラムレイアウト

2カラムのレイアウトのメリットは『コンテンツの見やすさ』『参考になるサイトが豊富にある』です。

2カラムは、メインとサイドバーが並列に構成されたレイアウトでサイトで最もよく採用されているレイアウトです。

サイドバーを右側に置くケースが一般的でブログサイトやネットショップなどで多く採用されています。目的のコンテンツ(記事や商品)をメインとサイドバー振分けることでコンテンツを探しやすできるメリットがあります。

サイドバー左側に置くケースはメディアサイト(情報発信サイト)に多いようで、ユーザーが最初に目にするコンテンツを表示することで運営側が意図したコンテンツを見せられる目的で使われるレイアウトになります。

その他に2カラムでは、メイン、サイドバーの両方を並べて表示するため、ユーザーは閲覧している位置を把握しながら本文を読み進めることができ、さらに他コンテンツへのリンクを常に目にすることができるのでサイト内の回遊(導線)も非常にスムーズになります。

2カラムで注意することはメインとサイドバーの幅が狭すぎず広すぎず、コンテンツに対して自然と適切な幅にする必要があります。全体の構成としてはコンテンツ自体を見やすい、読みやすくすることができるため、サイト制作(運営)側にとっても扱いやすいレイアウトです。

参考になるサイトが豊富にある

WordPressのサイトに限らず世界的にも2カラムのサイトは非常に多です。有名なショッピングサイトやブログサイトでも多く採用されています。

そのためサイトのデザインを考える際に多くの事例を参考にすることができます。

ただ、「コンテンツへの集中力が低下する」と言うデメリットがあります。

コンテンツへの集中力がある程度で低下する

2カラムはコンテンツをじっくり読ませる(見せる)構成ではなく、情報が盛り込まれているため目移りするようになります。そのため1カラムのレイアウトと比べると、コンテンツへの集中力が低下するのは否めません。ただ、デザインを工夫することで制作(運営)側の意図したコンテンツへの誘導は可能です。

メインとサイドバー間の余白が狭いと、本文を読んでいるととも他コンテンツの情報が目に入り、UXも低下してしまうそうです。

デメリットと言うほどでもないですが『高さの均衡を調節するのが難しい』ということもあります。

コンテンツの情報量次第では、メインコンテンツとサイドバーの高さが不均衡になる場合があります。

画面をスクロールしていくと長さのあるコンテンツのみが左右どちらかに寄ってしまい、バランス面でどこか違和感が生まれることも多いです。

この問題を解消するにはJavaScriptを使ってサイドバーを固定するなどの工夫が必要になります。

3カラムは、左サイドバー、メイン、右サイドバーが並列に構成されたレイアウトで、こちらも2カラムと同じように多くのサイト(情報発信サイトなど)で採用されています。

3カラムレイアウト

3カラムのレイアウトのメリットは『導線(次アクション)が多い』『ユーザーの負担が減る』です。

導線(次アクション)が多い

3カラムは他コンテンツへのリンクを含むサイドメニューをサイドバーの2箇所に設置することで、ユーザーに対して導線(次のアクション)への選択肢をより多く表示することができます。

コンテンツの階層が深かったり、カテゴリーなどにボリュームが大規模なサイトでは、多くのコンテンツを画面いっぱいにアピールできるため、非常に好都合なレイアウトです。

ユーザーの負担が減る

コンテンツを3カラムにすることで縦の長さが短くなり、ユーザーのスクロールに対する負担を減らすことができます。また、スクロール量が減ることで、ユーザーがコンテンツに気づかずにサイトを離脱するといったことも少なくなります。

ただ、「コンテンツの配置が難しい」「レスポンシブ対応での配慮が必要になる」と言う最大のデメリットがあります。

コンテンツの配置が難しい

3カラムは複数(3以上)のコンテンツが並列するため文字の大きさや余白次第ではサイトが煩雑してしまいます。見やすさの確保のためにそれらがセクション(見出しやボックス)などで区切られると、デザインが閉鎖的に見えてしまい、悪い印象を与えかねません。

3カラムのサイトをデザインする際は、実際にUX面の調査や実験を重ねて計画(設計)していくことが大切になります。ただ、3レイアウトを使いこなすことが出来れば情報発信サイトとして良いサイトになることはも違いないです!

レスポンシブ対応での配慮が必要になる

デスクトップで2カラム以上になると、スマホ画面での構成(レスポンシブ対応)を検討しなければなりません。

特に3カラムは、コンテンツが豊富なこともあり、モバイル端末でそのまま1カラムに収めることが難しくなり、デザインやコンテンツの配置を考える際にも、コンテンツを縦に積むだけでなく「オフキャンバス」など他のセクションで見せることも考慮が必要になります。

WordPressのテーマを決める前に【後編】につづく…執筆中

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